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【経験談】有給休暇残ったまま!?退職前に100%有休消化する方法

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退職時に有給休暇が残っていても、消化できず泣く泣く退職日まで勤務している方は多いと思います。

周りの同僚からよく聞く話だし、私自身も悔しい思いをした事があります。

「まぁ病院ってそんなものだよね」
「どうせ貰えないから」と半ば諦めている方が多いのではないでしょうか?

結論、看護師も有給休暇を完全消化できます!
ただ常に人手不足の看護師の世界では、黙っていたら貰えません

筆者は完全消化して退職できた経験があります。
本記事ではその方法を、経験談をもとに紹介します😄

目次(タップすると飛べるよ♪)

有給休暇とは

心身のリフレッシュを目的とし、ゆとりある生活を保障するための休みを「有給」で取れる休暇のことです。
発生条件満たす場合、私たちが有給休暇を取得する権利があることは法律で決まっています。

(年次有給休暇)

使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。

労働基準法第39条

ただ人手不足の看護師の世界では黙っていたら貰えません
権利行使の申請をする必要があるので、取得するポイントをお伝えしていきます!

退職時に有給休暇を完全消化する方法

残りの日数を確認する

完全消化するために、まずは自分にはどのくらい有給休暇が残っているのかを把握する必要があります。
付与される日数は勤続期間によって違います。一般労働者の場合はこちら。

勤続期間6ヶ月1年半2年半3年半4年半5年半6年半
日数10日11日12日14日16日18日20日
付与日数

有給休暇の有効期限は2年間のため、最大で40日残っている可能性があります。

前年度の残り+今年度の残り=取得できる日数です😄

残日数の確認方法

  • シフト管理している上司に聞く
  • 総務・人事に直接確認する

給料明細や勤怠を管理しているツールで確認できる場合もあります。

早めに退職意思を伝える

看護師が有給休暇を完全消化するにはこれが一番大切なポイントです。

退職意思が固まったら早めに直属の上司に伝えましょう

看護職はシフト制で成り立っています。常に人手不足の看護の世界では、一人でも欠けるとシフトを組むのが難しくなります。伝えるのが直前になるほど休みを取るのは難しくなります

「言うの気まずいなぁ……」と後回しにせず、退職意思が固まったらできるだけ早く伝えよう!

退職を伝えると同時に、完全消化を申請

退職意思を伝えると同時に、退職日までの有給休暇の完全消化を申請しましょう。

どのようなタイミングで取得すると確実に消化できるのか相談、提案をします。
もちろん自分の希望の時期は伝えますが、職場の繁忙期によってある程度の譲歩は必要です。

取り方はこんな感じ↓↓

  1. 毎月○日を計画的に取得していく
  2. 退職直前に残り日数を全て消化し退職日を迎える
(例)伝え方

退職までに有休を全て消化しようと思っています。今の時点で30日残ってます。希望としては残りの全てを退職直前に取って退職日を迎えたいと思ってます。3月末で退職となると、2月16日から有休に入ることになります。分けた方が良かったら10月から5日ずつ取らせてもらいます。毎月5日が難しかったら3日ずつにして、残り15日をまとめて退職日の直前に貰います。どの方法だと全て消化できますか?

経験談

私は実際に上記のように伝えました!
その結果、毎月の有給休暇は他のスタッフと足並みを揃えて取得し、残りを退職日直前に消化することになりました。さらに退職2ヶ月前には残日数を計算して、有休に入る日程を上司に伝えて完全消化のために再確認しました。


日数を自分で把握して、自分から方法を提案すると取得しやすくなります。
何度も言いますが、黙っていても与えてくれません。上司任せにせず自分で計画していきましょう✨

退職と有休取得の意志は早く伝えましょう!

ポイントまとめ
  • 早めに退職意思を伝えたと同時に、有給休暇の完全消化を申し出る
  • 取得タイミングは、希望を提案した上で相談する(状況により譲歩は必要)

有給休暇を拒否された時の行動

快く了承してくれる職場ばかりではないです。
早めの申請、相談・譲歩にも関わらず承認されないことあると思います。そんな時の対応をお伝えします。

上司に相談

直属の上司に聞き入れてもらえない場合は、さらに上の看護部長に直接相談したい旨を伝えましょう。
上司に相談する際は、ただただ強く権利を主張するだけではダメです。
「取得方法を一緒に考えて頂く」という姿勢で、できる限り穏便に会話し交渉しましょう

労働組合に問い合わせ

上司に拒否された場合は、労働組合に相談しましょう。部署に執行委員がいる場合はまずはそのスタッフに相談すると良いでしょう。労働組合は職場環境を改善していく役割があります。有給休暇は労働者の権利なので、職場に労働組合がある場合は問い合わせしてみましょう。

労働基準監督署に相談

上司や労働組合に相談しても解決しない場合は、労働基準監督署に問い合わせます。
労働基準監督署は、管轄する企業が労働基準法に遵守しているか監督する機関です。労働基準法に違反している問題について対応してくれます。

条件に達している労働者に対して有給休暇を付与することは、法律で定められています。相談・譲歩して申請したにも関わらず承認しないことは違反に当たります。

相談するには電話やメールでも可能ですが、あくまで相談窓口です。
職場への働きかけを求める場合は、直接訪問し申告しましょう。
労働基準監督署の所在地はこちら(厚生労働省HP)で確認できます。

有給休暇中に取り組みたいこと

本来有給休暇は、心身のリフレッシュを目的とした休暇です。晴れて取得できたら、その時間はゆっくり休みましょう😄

存分にリフレッシュする一方で、退職後のことも計画したいですね✨
まだ就職先を決めていない場合は、まずは転職エージェントへの登録をおすすめします。

就職を急いでいなくても、再就職を希望する時期も伝えて今後の相談に乗ってくれます。自分では発見できなかった働き方を提案してくれることもあるので、とりあえず登録しておきましょう。

私も使ったことのある看護師転職サイトはこちら!情報収集だけの利用もOKです😄

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働き続けていると、忙しい中で「本当に自分がしたいことは何か……」なんて考えられなかったかもしれません。自分を見つめ直す良い時間になったら素敵ですね♪

退職前有休消費でよくある質問

有給は私たちの権利なんだから、残ってる分は買取ってもらえないとおかしくない?

有給休暇は本来「心身のリフレッシュを目的とした休暇」です。買取を許可することは、「お金さえ渡せば休みがなくても良い」ことになってしまいます。本来の目的と違ってしまい、買取は原則として禁止です。退職時に残っている休暇に関しては、例外として病院側が買い取ることもあるようです。あくまで病院側の判断になるため、人事部か就業規則で確認しましょう。

実際に有休を取るとなると周りの目が気になりませんか?

私の職場では退職前に完全消化した前例はありませんでした。中途採用のスタッフも、前職場を退社した際に「最後も有休はもらえなかった」と、看護師の世界では消化できな事が当たり前になっているように思います。実際に私が師長と交渉している間は「必死だなぁ、よくやるなぁ」と白い目で見られていたかもしれません。ただ実際に取得できた時には「完全消化すごい!私も辞める時は貰う!」と同意してくれました。前例を作ったことで後に続くスタッフに好影響を与えられたと思いますし、職場環境も一歩前進したと思います。残るスタッフ全員の本心は分かりませんが、ネガティブな意見は気にしない!

以上、退職前に有給休暇を100%消化する方法でした。
参考になれば嬉しいです。では!

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